小学生で「学校の勉強がわからなくなってきた」、という原因はいくつかあります。
今日はその中の1つ。
恐らく、ほとんどの原因はコレ!というものを。
それは、ズバリ、「授業中の先生の話を聞いていない」から。
そんなバカな?!と思うご家庭も多いかと思いますが、かなり多いのが現実です(^^;
だいたい、1年生のころから「聞いていない」場合は、漢字がうまく書けません。
2年生くらいで、漢字が分からなくなるのは、筆順などの説明を聞いていないことが多いです。
今までも、漢字が苦手で…と上の学年になって入塾される方は、そもそも漢字を最初に練習する手順を、知らなかったことが多いのです。
漢字くらいは、見様見真似で何とかなりますが、4年生以上の算数は抽象的な概念が増えてきます。
授業に参加していないと、難しく感じることが増えてきます。
当教室でも、高学年ほどテキストを使った授業形式になります。
そうすると、だいたい半数くらいは、私がテキストを読んで説明しても、目は追っていません(^^;
で、「じゃあ問題解いてみようか」という声で、テキストを初めて読み始めるのです。
目でちゃんと追っている方は、すぐに問題を解き始めるので、かなりスタートが遅れます。
それで更に焦って、見様見真似で解こうとして、簡単な計算もできなくなったり、パニックになります。
これ、学校で毎日やってたら、そりゃあ授業わかんなくなるよ~~~。
最初の何回かは、学校での様子を確認するために、わざと私からは何も言わないで観察しています。
まずは、それぞれの弱点を見て、そこから立て直していきます。
男の子に多いのですが、学校の先生の話を聞くものだということ、聞きながら考えるということが、なかなか難しい様子です(^^;
聞けさえすれば、爆伸びするだろうな~というケースも多いのですが、まずは精神年齢が育つのを見守ります。
女の子では、周りをよく見る器用なタイプは、話を聞いていなくても、できているように振る舞えます。
『ちゃんとやっている』マジメな女の子が、高学年の算数で急にできなくなるのは、このケースが多くて、これは本人もつらいので、何とか早めに手を打ってあげたいです。
話を聞くこと、聞きながら考えること。
習慣化されているかどうかで、困難さがかなり違います。
内容の理解も大切ですが、たまには「先生は何て説明してた?」と、先生の言葉を聞いてみてくださいね。
「学校の先生が授業でこう説明していたよ」と、ちゃんと報告できるかな?
授業の再現ができるかな?
と、「お母さんにも教えて」方式で、試してみてください。
学年が下になるほど、嬉しそうに報告してくれますよ♪
(余談ですが、これはエリートを育てるユダヤ人の、家庭での教育方法らしいです)
だいたい、「〇〇が苦手」という方は、やり方を知らなかったというケースが多いです。
くりさがりの引き算や、割り算のひっ算が苦手な高学年は、やり方が分からなくて、自己流でした。
学校の授業では、必ず説明されています。
説明をしっかり聞けるように、日々、目をくばっていきたいと思います(^^
コメント