この前、1年生のお母さんとお話する機会がありました。
6月、7月と2か月通った、1年生。
既に勉強がイヤになっちゃって、大変!なんだそう。
聞くと、計算カードが遅くてギャーギャーになっちゃうとか、学校で合格シールがもらえないから、行きたくないとか、とにかく算数でパニック。
「算数が嫌いだから学校行きたくない!」って言うんだそう。
うんうん、めっちゃよくある道( ;∀;)
計算カードは、3分以上かかる場合は、もう既に集中力が切れています。
それ以上やってもしんどいだけなので、2分くらいで集中がもつ時間にしぼって、2分で何枚言えるかな?方式を提案しました。
宿題だからと、全部しなきゃ!と思っていた奥様は目からウロコ!
また、カードをめくるのが大変でもあります。
親がめくってあげても良いんですよー。
これにもビックリ。
だって、目的は計算が正しく速くなることなので、カードをめくる器用さは関係ないんです。
今はまだ、「できた!」をいっぱい体感して欲しいので、無理のない量から慣れることをスタートです。
子どもって「できる」ことを、何度もやりたがります。
「できない」から練習しよう!って発想はありません(^^;
だからまず、簡単にできる量をやっていきます。
そうすると慣れるので、できる量が自然と増えていきます。
もし気になるようなら、「連絡帳に『こうやってます』と、一筆書いておけばダメっていう先生もいないですよ」ということも。
1年生では、まず計算を正確に速くできること。
くりあがりくりさがりが、実はできていない高学年も結構います。
くりあがり、くりさがりのない計算でも、意外とすぐに数字が出てこない人もいるので、いやというほど練習しましょう。
後は数字を正しく書くこと。
計算の遅い人は、数字の書き方がおかしいケースが多いです。
「5」を横線からスタートする人。
「8」のスタートが、左側なので、一度左に戻ってから、右へ移動して次の字を書く人。
「0」を〇で書く人。
書き順がおかしいと、隣の字への接続が不自然なので、字を書いていてもじれったくなりがちです。
授業でもしょっちゅう注意していますが、高学年になると絶対に治らないので、最初が肝心です(^^;
国語では、ひらがなとカタカナを、書き順通りに練習できること。
まず、正確に読み書きできることは必須です。
特にカタカナが正しく書けないと、漢字が書けません。
漢字には多くのカタカナが入っているので、カタカナを覚えている人は、漢字はただの組み合わせ。
でも、カタカナがインプットされていないと、漢字ごとに、カタカナの部品も覚えるので、膨大な量を覚える→もちろん覚えられない→漢字が書けない!となります。
カタカナは絶対に1年生でマスターしましょう。
書き順については、カタカナの場合、線の向きがそのまま漢字のハライなどになるので、どういう順番で、どちら向きに書くかは重要です。
更に、漢字を覚えるときの、伏線です。
漢字は、絶対に正しい書き順に書く必要はありませんが、書き順を知っている人の方が、漢字を覚えられます。
書き順は、書きやすい手順でもあるのです。
漢字が苦手な人は書き順がぐちゃぐちゃで、漢字が得意な人は書き順通りに書きます。
なので、ひらがな、カタカナの練習の内に、「書き順を守る」意識を刷り込んでいきます。
そして漢字練習に入ったら、順番を確認してから練習する、その意識付けをしておきます。
それだけで、2年生以降の漢字学習がとても楽になります(^^
そして「読書感想文大変でした~」「ポスターが~」って嘆かれていたので、「感想文は体験5割で!」や「ポスターはクレパス併用でラクチンに!」をお伝え。
こちらも「知らなかったー!」と何度も驚かれて、「今日は帰ってからそれでやります!」でした(笑)
うまくいくと良いな~と思います(^^
私はよそのお子さんでも、ちょっとしたやり方で勉強をキライになっちゃうのが、見てられないんです。
やり方さえ変えたら、絶対にできるのに!
それどころか、好きになっちゃうのに!
って、本当にいろんな場面で思います。
で、お節介にいろいろと、ノウハウをいくらでもお伝えしています。
教室をスタートしたときから、思いは同じです。
誰もが通い続ける義務教育の9年間。
学ぶことを楽しめるように、勉強の何かで自己肯定感を高められるようにって、思ってます(^^
学校では、いろーんなイヤなこともあるかも知れません。
でも、勉強をがんばることで、乗り越えられることも増えます。
私は、走るのが遅い運動音痴という、小学生としては致命的でしたが、勉強が得意だったので、クラスにも居場所があったと感じています。
漢字だけでもいつもクラストップ!
計算はクラスで一番速い!
英単語が読める!
などなど。
そんなお手伝いをしたいなって、思ってます☆彡
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