中学生さんの1月課題テストのお直し。
理科と社会の確認をしていると、うむ、これは早いうちから薄くインプットの機会を増やす方が、後々も楽だろうと感じました。
ということで、皆さんにはそれぞれ、「こういう教材を手元に置いて、まずは見るところからスタートしては?」とオススメしています。
1年生、2年生でやった理科と社会の内容は、もう学校では教えてくれません。
「受験勉強を始めてからで良いや~」ではなく、今からうす~~~~く、インプットを増やしていきましょう。
インプットは準備運動!
これができていないのに、受験勉強はスタートできません。
アウトプットからが受験勉強です!
理科と社会の暗記が苦手な人は
名前が出てこない間違いが多い人は、まずはコレ。
本当に基本の、教科書の太字のところから厳選された内容です。
これは3年生向けの3年間のものですが、中1だけ、中2だけ、副教科、などもあります。
本屋さんで実際に手に取ってみて、選んでも良いですが、今から買うならば中3の予習でも使えるので、これで良いかなーと思っています。
これだと簡単すぎる~って声が出れば、まずは一安心。
英語では基本的な構文や、英単語・熟語などが、何年生で出てきたというコメント入りで解説されています。
数学ではよく出る面積や体積の公式、一次関数のグラフの読み方書き方、計算の手順など、「やり方を忘れちゃった」人には、まとまっていて良さそうです。
国語では、よく出る古語の解説や、漢文の読み方、文法などのまとめが。
苦手な科目を、1日1ページずつ読み進めても、大したボリュームではないので、今からスタートすれば「やっていて良かった♡」って、夏休みくらいに思うかも?!
予習にも使いやすいですよ~。
社会でグラフの読み取りが苦手な人は
社会って、用語を覚えてもダメなんです。
入試はグラフや資料の読み取り問題がほとんど。
だから課題テストなども、グラフの問題が必ず出てきます。
用語を覚えていても、グラフ問題で間違える人はコレ!
受験で出てくる重要なグラフや資料がコンパクトにまとまっています。
グラフだけのページもあるので、違いを見比べることも可能。
教科書は、地理も歴史も単元ごとに進むので、全体で見ることがありません。
これ1冊あれば、全体の中での位置づけが分かります。
用語集のページも、よく間違えるところは、読むとストーリーがつながりやすいです。
昨日は、「享保の改革、寛政の改革、天保の改革」の流れを、用語と飢饉のグラフで見てもらい、「こういうことがあったから、改革したんだよ。でも失敗して、次はこの人が頑張って…」とお話しました。
こういうのも、教科書より情報がすっきりしていて、分かりやすいかと思います。
この参考書は、グラフ問題を間違える長女のために厳選したのですが、すごく読みやすくて私も気に入っているので、社会を強化したい人に超オススメです(^^
苦手チームさんも、人によっては教科書より読みやすいかも知れません。
教科書の情報は行ったり来たりするので、この本のように、地図やグラフ、年表などまとまっているのは、見やすいと思います。
同じシリーズの理科はこちら。
今の皆さんの感じでは、これはまだ早いかも?
理科はもうちょっと簡単なところからスタートの方が良いでしょう。
読むだけだと頭に入らない人は
読むよりも、手を動かす派の人は問題を。
同じシリーズの一問一答バージョンを使いましょう。
基本的な問題ばかりなので、これが正解できるレベルになってきて、もうちょっと難しい問題が解けるようになりたくなったら、上の理科の参考書を読むレベルかな?!
社会の一問一答バージョン。
これは普段、社会苦手さんたちに、プリントにしたものを解いてもらっています。
一問一答バージョンは、予習としても使えるので、「読んでいるだけだとインプットできない」人は、何度もこれを解くことでインプットする、使い方もできますよ~。
「教科書を何度も読んでいるのに解けない…」とお悩みなら、スタートをこちらにして、どんな問題が出るか知ってから、教科書を進めるのもアリです。
今の高校生以上の方は、実は宿題が今よりももっと多く、この理科と社会は一問一答を学校の予習として使ったり、毎回の定期試験前には解いていました。
「10日間シリーズ」は、冬になって、何か本当にわかってるのか怪しい…ときに使いました。
他の卒業生さんもご相談を受けたらオススメして、皆さん苦手教科に応じて自分で取り組んでいました。
どんなに毎日塾に通っても、最終的には自分で問題を解く回数、間違い直しをした回数なのです(^^;
単元別なので、強化したい単元があれば、今でもやっても良いと思います。
実は昨年度末、中2の土曜授業では、これを使って、定期的に国語の読解練習をしようと考えていました。
が、コロナ休校からいろいろと勉強ペースが例年とずれてしまい、英数を優先させることに。
来年度は国語クラスも考えているので、良かったら国語をやりに来てください(^^
テキストの最初に、やり方を書き込んで、解答にも印をつけてもらっています。
こうやって「できていない」ことを洗い出すのに、とても使いやすかったです。
他に我が家で買ったもの
長女は理科の物理が苦手だったので、分かりやすいものを…と求めて、本人が選んでこれを買いました。
単元ごとにまとまっているし、確かに見やすいです。
上で紹介した、学研のものと自由自在の間、学研よりな難易度です。
教科別に購入するなら、これくらいが良いかも。
参考書ですが、赤シートでかくして問題も解けるので、単元ごとの確認はできます。
今の教室のみなさんの理科の苦手度だと、これくらいが読みやすいかな?
その他
後は意外と、中学受験向けの参考書が、カラフルで分かりやすいので、買ったものもあります。
理科と社会は、私立中学受験の内容と、公立高校入試の内容がかなり同じなので(^^;
ただ、どんなにいい本を選んだつもりでも、本人が読まないかぎり役に立たないので…その辺はお子さんとご相談ください。
読んで欲しい本を、子どもたちが自然と手に取るように、おうち環境を工夫するのは親の仕事かなーと思っています☆彡
何人かには、「こういうのをトイレに置いておいて、入るたびに1ページずつ読んでごらん」というのはお話しました。
毎日1分でも、1か月みれば30分ですし、気軽に、勉強だと思わない範囲で、ちょっとずつ貯金をできたら良いですね(^^
選んでいるのが、ほぼ『受験研究社』のものですが、私が良いと思う感覚と近いみたいで、中高生の頃から自分で参考書や問題集を選ぶときは、不思議なくらいここのものでした。
そして実際に、欲しい結果に届くことができたので、信頼しています。
今回も出版社で選んだわけじゃなく、「こういう強化のために、こういう教材が欲しい」と思ったら、これが一番良かった…という結果です。
もし、今後、問題集や参考書選びに迷ったら、この出版社のものを選んでもらうと、難易度さえ合えばハズレはないと思いますよ~(^^
参考書や問題集を選ぶのは本当に好きなので、熱く語り過ぎてしまいました(^^;
ぜひ、おうち学習の相棒になる本を、見つけて欲しいと思います☆彡
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