昨日の記事の派生ですが、難しい問題を解けるようになるにはどうすれば良いでしょう?
中学生さんや高学年さん、数学や算数で難しい問題と出会います。
でも、ほとんどの方は、「言われたら理解できる」んです。
説明されても全然分からない、なんてことはありません。
それなのに、テストでは解けない。
その理由は。
最初から最後まで自分で解く経験がないから!
この前、5年生クラスで、とても感心したできごとがありました(^^
5年生は割合の学習中。
まず、式を立てるときに、かけ算かな?わり算かな?どっちを割るの?と、悩みます。
その方は、とりあえず式を立てて、計算してみて、答えの数字が変だと思ったら違う式を立て直し、また計算してみて…と、何通りも試して正しい式を探していました。
そうして、納得いく数字が出たので、解答欄に記入!
文章題が苦手だろうに、一発で正解していてすごいじゃん!と声をかけたら、何通りも試したことを教えてくれました(^^
短時間の間に、自分で試行錯誤していて、超感激!
そしてそれができる、計算力の高さがすばらしい!!!!
(こういう時のための、低学年から100マス計算!)
分からないからと、問題を眺めているのではなく、自分にできることはどんどん試行錯誤する、これが解けるようになる第一歩です!
5年生、6年生クラスは、計算が得意な人が多いので、授業の問題演習では「先生!こう?」とやってみる方が多いです(^^
試すことが楽しい!という様子も伝わってきますよ♪
中学生さんの場合、授業では考えることが多くても、宿題提出では、例年、「難しい問題は答えを先に見る」人が目につきます。
本当に毎年、繰り返します(^^;
まちがい直しをしているはずなのに、1回目のまちがいの形跡が無くて、いきなり2回目での正解、というケースです。
「どうせ間違えているから」と、何も書かずに×扱いにして、答えを先に見て再チャレンジします。
学校のワークなども、分からないと思ったり、多分間違えるだろうと思ったら、最初から赤で答えを写して終わりがちです。
なかなか1問をじっくり考えることがありません。
テストと同じように考えないと、テストでは解けないのですが、早く終わらせたい気持ちの方が勝ってしまいがちです。
英語の英作文、国語の記述解答なども、まずはできるところまで、悩みながら書く経験が無いと、いきなりできるようにはなりません。
そんなわけで、たまに「じっくり悩む時間」を作ったりもしています。
1時間で数問しか解けないので、お家の方から見たら「何しに行ってんの?」かも知れませんが、非常に大切な時間です。
例年、中2くらいから取り組んでいる数学の『10問テスト』、ぼちぼち始動します(^^
じっくり悩む時間って、絶対に必要なのですが、最近は「効率よく」を求める傾向が社会にも強いので、バランスが難しいと感じています。
小学生さんの間は特に、じっくり考える習慣をつけて欲しいので、集中力がつくような遊びを日常的に取り入れて欲しいですね。
それこそパズル系、まちがい探し、迷路など、楽しみながら難問に取り組めます。
先日の幼児教室の先生も、幼児期、低学年期の根気の育て方について、お話されていました。
忙しい毎日、つい「早く早く」と急かしてしまいがちですが、遊びでも学習でも、じっくり取り組む時間も意識してもらえたらと思います。
(我が家も耳がイタイですが…)
まぁそのためにも、宿題などはため込まないように!余裕を持ってスタート!がポイントです(^_-)-☆
冬休みの学校の宿題では、悩む時間もたっぷり取った取り組み方も意識してみてくださいね。
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