4年生クラスの漢字ドリル返却です。
新メンバーさんが入ったりのタイミングもあったので、他の学年より少したまってからの提出でした。
そしたら!
みごとなフサフサ(^^;
このフサフサは、「採点間違い」につけています。
この漢字ドリルの目的は2つ!
①漢字を覚えること
②自己採点ができるようになること
特に2つ目の、自己採点を重要視しており、このフサフサは、自己採点をまちがえているところに印をつけています。
正直、漢字は学校でも練習するし、②こそが真の目的と言えなくもない、裏目的です。
『学習塾に求めること』は、ご家庭によってさまざまだと思います。
そんな中、私が大切にしているのは、自立学習できる力をつけること。
中学生になると、学校のワーク類も全部自分で丸付けをして提出、というやり方になります。
しかし、小学生の間に自己採点に慣れていないと、間違えていても気づかずに〇をつけるし、間違えたところを直すのも、更に間違えることも多々(^^;
また、自分で問題を解いて、自分で採点して、自分で間違いを直して、再挑戦して…ができると、自分で勉強ができるようになります。
逆に、これができないと、中学生以降は学習が困難になります。
(肌感覚では自己採点できない場合、平均点が厳しいです)
学校ワークの丸付けをためてしまう人は、同じワークをしても成績が伸びません…。
特に受験を意識すると、自分で進める力が必要なので、絶対に育てたい力です。
中学生の授業ほど、私は説明よりも問題演習の時間を多くしています。
そこでできている人には、自己採点まで授業中にしてもらい、採点の様子をアドバイスしていくことに、力を入れています。
授業の説明よりも採点のアドバイスって?!と不思議かもしれません。
問題の解き方や解説は、レストランでできあがった食事のようなものです。
レストランの食事は、本人にとって嬉しいし、満足度も高いと思います。
でも、また次の日も食事を摂らなければなりません。
その度に、お金を払って食事に行くのは大変です。
その点、自分でお料理できれば、思ったときに食べられるし、安上がりです。
自己採点は料理法と同じで、料理の仕方をお伝えしていると思っていただければ(^^
いくつか料理法を覚えて、自分でもやってみて、そしたら他にもいろいろできるようになる。
私はレストランではなく、お料理教室のつもりです(^^
自分でやることに慣れていく、先生がいない場所でも同じようにやればできる、そんな自立学習を目指しています。
とは言え!
4年生さんにとって、目の前の漢字ドリルは敵!
みなさんのドリルからは、「やりたくない~~~!!!」のパワーを感じます(笑)
それはもちろんOK!
まずは、やりたくないことに向き合ったことが100点!
フサフサの数は、苦手なことや、やりたくないことを頑張った証だと思っています。
だから、多い子ほど頑張りパワーが大きいと、私は評価していますよ!
実は、「漢字ドリル好き♡」な人は、きれいに書いても覚えていない人も多いので、漢字嫌いなくらいで十分だと思ってます。
(女王のRちゃんは別として…)
「嫌いだからさっと覚える」を目指しています(^^
(うちの次女さんスタイル)
また、2年目くらいまでの人は、集中して漢字を書き続けることができない人も多いです。
途中でふわふわと、どこかに気持ちが行ってしまい、全然違う字を書く人も多くいます。
途中で休憩して、そのまま忘れていた様子も、よくあります。
15分ほど、集中して終わらせてしまいましょう。
短時間の集中学習、小学生でできないことは、中学生になってもできません…。
まずは取り組む練習です。
それにはお手数ですが、ご家庭のご協力も必要です。
集中できない子に、「集中しなさい」と言っても通じません(;’∀’)
(我が家も低学年の頃の学校の漢字ノートで、かなり一緒に練習しました)
もう何年もこのドリルを使っているし、わが家も同じくなので、大変な気持ちはよく分かります( ;∀;)
でも、毎年やっていれば、上手になってくるのも分かっています♡
2年目くらいまでは、フサフサになっていても、3年目くらいからぐっと減って、気を付けられるようになります。
また、ペース配分も上手に、コツコツできるようになります。
そしてみんな、すぐに自己採点する習慣がついています。
解いた後、「自分の書いた答えが合ってるかな?」と気にできるのは、伸びる要素大!
正解にこだわれる人じゃないと、成績は上がりません(^^;
このドリルをきちんとできるようになると、算数でも自己採点が上手になっています。
(2年生から5年目の6年生さんはすごいです~!)
中学生になっても、自分のまちがいを直していく、自立学習が上手になっています。
(100点3枚の人には、採点のアドバイスメインです)
高学年でも、このドリル経験が少ないと、算数でも自己採点を忘れがちですし、経験していない中学生さんは自己採点が難しいです。
たかが漢字ドリルなのですが、何年もやっていて、漢字以外にもすごく効果を感じているので、上手に使っていただきたいと思っています☆彡
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