春休みから新年度にかけて、小学生さんのお家の方から、いくつかご相談が続きました。
それは、「分からないところを教えると嫌がる」系のこと(^^;
その時にお伝えした注意点です。
まず、小学生さんは「分からない勉強を分かりたい」と、普通は思いません\(◎o◎)/!
「分からないからやりたくない!」なのです。
分かるようになりたいと考えるのは、プライドを持って勉強しているタイプのみ。
そして、3年生以上になってくると、「できない」ことが出てきます。
教科書は標準化して作られていますが、どうしても個人差があります。
3年生の単元をやっていて、Aくんは2年生でも納得できることが、Bくんには4年生でも難しい。
そういうケースは多々あります。
一発で納得できないことも増えてくるので、2年生までの「100点取れるように」が通用しなくなってきます。
そういう学年が中学年なのです。
3、4年生くらいでは、勉強が難しくなるので、全力で逃げ出したり、ごまかしたりする年齢です。
じゃあどうすれば良いか。
まずはチャレンジしたことを褒めてあげて欲しいです。
「難しいけどチャレンジしたね」
「まちがったけど考えてえらいじゃん」
正解と違ったけど、よく頑張った。
ここまでで、第一段階です。
お子さんは、×がついて嫌な気持ちになっています。
だからそこを、嬉しい気持ちに塗り替えてあげてください(^^
うまくお直しできそうなら良いのですが、何かこれは説明しても無理そうだ。
もう本人が嫌がってる、そんな場合は、ひとまず置いておきましょう。
実は同じような内容は、繰り返しこれからも出てきます。
3年生でできなくても、4年生でできたり、5年生でできたり、上の学年になるころにはお子さんも成長しているので、すんなりいくことも多いです。
特に、5年生の割合や速さなんて、中学生でもあまりわかってないケースだって多いのです。
最終的に中2くらいでできるケースもよく見ているので、少しずつ成長を見守っていただければと思います。
一番避けたいのは、「もうお母さん・お父さんと一緒に勉強なんて絶対にしたくない!」なんて状態になること。
小学生までは無理矢理できても、中学生以上になって破綻します。
とは言え、お子さんができない様子を知っていて、何もしないのも歯がゆいですよね。
そんなときは計算力だけは鍛えておきましょう!
100マス計算を速く正確に!
ひっ算も間違えないレベルで!
算数・数学の困りごとは3パターンです。
「式も立てられない、計算もできない」
「式は立てられるけど計算でまちがえる」
「式はうまく立てられないけれど、式さえわかれば計算はできる」
精神年齢がある程度必要なのは最後のタイプ。
落ち着いて、じっくり考えて試行錯誤できるようになると、精神年齢が成熟すると、うまくいき始めます。
また、うまく進まない間に、漢字や英語、ちがう教科やジャンルでの武器を磨くのも良いですよ(^^
中学生になればトータルの点数で評価が決まります。
全部満点なケースはほぼありません。
中学生さん向けには、「得意なことはたくさんやって武器に磨こう!」と声をかけています。
『苦手克服』は、ある程度自信がついていないと、立ち向かうことすら大変です。
そんなわけで、ちょっと気長に、見守っていただけたらと思います。
もちろん、教室のメンバーさんは私もいつも一緒に見守っていますので、「やった方が良いのにな~」なんてことがあったら、お声掛けさせていただきます(^^
コメント