わが子の可能性を最大限に伸ばしたい!
親なら思っちゃいますよね~(^^;
いやもう、ほんと、それはわが家も同じ。
塾生さんのお母様とのやりとりの中で、私もいろいろと考えたので、普段から考えていることを言語化してみます。
語り始めたら長くなりそうですが、これの難しいところは、「子どもの才能=やりたいこと」ではないこと。
また、「子どものやりたいこと=親の希望や願い」ではないこと、なんですよね。
親はひたすら、種をまいて、まいて、まいて、まきまくって、どこかで芽が出たらいいなーと願う。
せっせと水やりをして、雑草を引いて。
後は台風がきませんように!日照りが続きませんように!と、祈るばかり。
かと言って、種はまかないと芽が出ませんし、お手入れしないで枯れちゃったら…と思うと不安ですよね。
だからついつい、お世話し過ぎて、肥料あげ過ぎ…になってないかも不安になっちゃう(^^;
学習に限らず、スポーツでも芸術でも、指導者の先生方は「この子の可能性を最大限に!」と、それぞれ思っていることでしょう。
実際、指導内容もたくさん持っていて、後は練習あるのみ!というケースが殆どです。
例えば、県大会で優勝!オリンピック出場!なんて、だいたいの目安や練習量がもう見えてますよね。
これができればクリアできる、は指導側にとって分かっています。
しかし、それを「する」メンタルと、そのトレーニングをこなせる肉体が育っていないと困難です。
学習でも同じで、きちんと取り組むメンタルと、学習に耐えうる集中力などの「勉強体力」は必要です。
だから、小学生時代にご家庭でできるのは、そのメンタルと勉強体力のサポートだと思っています。
時間をかけて良いならば、中学校3年間の内容を6年かけて良いならば、誰だって難しくありません。
中間テストの範囲を1年かければ、100点取るのも簡単です。
でも準備のための、制限時間があるから難しい。
そして、本人がやりたいと思わないから難しい(^^;
これは、小学生の間の日々の過ごし方が大きいと思っています。
難しい問題にチャレンジする経験も、あるに越したことはないのですが、もっと土台の部分。
勉強が「こなす」だけになっていないか、日ごろから観察してあげて欲しいです(^^
・漢字をさっと覚えられるか?
・漢字の意味を考えられるか?
漢字を「覚えるもの」だと自覚していないお子さんは、もちろん他のことだって覚えません(^^;
だから何よりもまず、漢字はしっかりと覚えきることを、徹底して欲しいと思います。
「学校で習う=全部覚えるもの!」の前提を。
また、意味を伴って覚えないかぎり、全ての文字を暗記する必要があります。
これはNG。
勉強が得意な人は、覚えることは最小限で、後は共通部分を見つけて利用して覚える工夫をしています。
丸暗記に頼らない学習を、小学生から使えるようになりましょう。
・計算を間違えずに速く解けるか?
・計算の工夫をできるか?
・小学校の宿題ごときで文句を言っていないか?
処理速度は大切です。
小学生に100マス計算をしてもらっているのも、速く処理することを当たり前にしてほしいから。
2分程度の計算に全力を出せない人は、50分の学校のテストでも体力が持ちません。
学校の宿題が一瞬でできていますか?
学習に対する集中力が育っているかも、大事なチェックポイントです。
また、計算が速いだけでなく、ひっ算を書かずに計算をしたり、数字を分解合成して簡単になるように工夫したり、そういう発想を持てているかも重要です。
高学年では、1桁でかけたり、わったりする計算に、ひっ算を使わないように、いつも声をかけています。
・学校で先生の話を聞いているか?
・教科書を自分で読んでいるか?
これ、当たり前のようで、当たり前でないこと(^^;
お家でも「今日は学校でどういうこと習ったの?」という話題は、出して欲しいですね。
ある程度、授業中のお子さんの様子も伝わってくると思います。
・なんでこうなん?って、疑問を持っているか?
・自分の答えが正しいんじゃないかと、疑っているか?
解いた問題が間違えてた時、「え?ウソ?」って思ってますか?
それとも、ささっと赤で正解を書いて終わっているでしょうか。
自分に自信があって「自分が正しいはず」と思うメンタルがあるからこそ、解説を読み込んだり、考え直したりできるようになります。
そして、「分からないとイヤ」になるんですよね。
このメンタルが小学生の間に育ってくれれば!
そして。
・自分で能動的に動く遊びの時間を持っているか?
・好きなことをしているか?
意外と、この辺は重要なんじゃないかと思っています。
絶対とは言いませんが、自分の好きなことをする時間が無い中での学習ノルマは、「させられてる感」が増えて、「こなすだけ学習」になりがち。
実は、今までの卒業生さんで、中学生で上位だった人たちは、小学生の間は結構好きなことをして遊んでいる人が多いのですΣ(゚Д゚)
自分で好きなことに手を動かしたり、外で友達とばーっと遊ぶタイプの子が多い印象です。
(ゲームは本人が消費活動だけの場合は、このケースに含みません)
この辺は処理速度とも関係していて、結局処理速度が無いと、好きに遊ぶ時間もないんですよね…。
しっかり遊べる子は、処理速度が速いんです。
だから私は「たくさん遊ぶために100マスで計算速くなろう!」と、小学生さんたちには声をかけています。
また、ガンコで親の言うことを聞かない女子なんかも、コダワリ強く、中学生で伸びた人が割と多いです(^^;
好きなことをして、満たされているというか、好きなことに一生懸命できたからこそ、勉強にも一生懸命になれるのかな?と思っています。
『一生懸命』の感覚をわかっているのかも。
集中したり、試行錯誤したり、自分で考えた経験は、ジャンルが違っても生きてきます♪
そんなわけで、私がアート活動を小学生さんに勧めているのも、手を動かすことでじっくり集中できる子は、後々それが勉強になっても根気よくできるケースが多いから、なのです。
遊びではなく、習い事系の一生懸命は、その自主練をどれくらいできるか、かもしれません。
指導者がいない場所で、自分で考えて行動できることが重要だからです。
習い事関係は、本人の才能とやる気が一致しないこともあるので、親がヤキモキするかも知れませんが、本人次第なので仕方ないですよね。
うちも体幹無い長女の方が体幹必要な競技にはまって、体幹ある次女は全スルーしていました…(*_*;
長くなってしまいました(^^;
中学生で上位にいた人、いる人たちの共通点や、わが家でも心がけていることなど書いてみました。
決して勉強量ではないこと。
中学生になって自分で勉強してくれれば楽なので、そのためにはメンタル育ても必要だということ。
そのために、漢字や計算の精度を高めること。
学校の学習内容を使って、きちんとポイントを押さえていくことが、親子の負担なくしやすいと思います。
そして、一見無駄に見えるようなことでも、好きなことをする時間を持つこと。
オリンピックを目指す場合だけじゃなく、生涯スポーツとして競技を楽しむのも、もちろん素晴らしいことですよね(^^
「○○高合格!」とするわけじゃなくても、中学生になって得意不得意があったとしても。
お子さんが自分で「今回はがんばった!次のテストも頑張ろう!」と思ってくれれば、それは「可能性を広げている」こと。
自分で頑張る子になることが、お子さんの可能性を最大限に!ということかなーと、子育てしながら思っています(^^;
親が子どもにしてあげられることは少ないです。
そして、親が一緒にいない人生の方が長いはず。
子どもたちが自分で、自分の可能性を磨けるのが一番強いので、じゃあそういう風になるためには?を、日々考えていけたらと思ってます(*’ω’*)
ぜひ一緒に、チームとしてお子さんたちの成長を応援していきましょう~☆彡
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