昨日のかずかたちクラスでは、久しぶりに『ドブル』も使いました。
低学年の授業の気分転換などで使っていたカードゲームです。
カードから同じマークを見つけて出していくだけなのですが、これが小さい子には難しい!
幼児から低学年くらいまでは、体を上手に使うことに個人差が大きく、それが学習の習得にも影響するからです。
例えば、指先のコントロールが苦手だと、字が書きにくくノートに字を書くなどの作業が遅れがちになります。
今、4年生クラスでは分度器を使っていますが、動かないように押さえるのに時間がかかる様子もあります。
(今の大学生の子たちが分度器やコンパスを使うのが苦手過ぎて、折り紙の課題を出すようになったいきさつが)
後は、目の使い方。
眼球を動かすのが苦手だと、本を読むのも時間がかかったり、前を見て、手元を見ての一連の授業の動作も遅れがちになります。
だからこういう目をいっぱう動かす、眼球運動を鍛えるゲームでたくさん遊んで欲しい!
実際、このゲームが苦手な人は、漢字の形もとらえるのが苦手で、ふわっと似たような形でしか書けないことも多くありました(^^;
目の動かし方が苦手な人の場合、漢字練習を何度もするよりも、目を動かす練習をした方が有効なので、こんなゲームで遊ぶのも1つの対処方法です。
実は普通に家族でトランプをするだけでも、低学年まではいろんな練習になります。
例えば、誰かとゲームをするって、うまくいかなくてイライラすることも多いです。
負けて悔しいとかもありますよね。
ゲームも、最初はそういうコミュニケーションがうまくとれなくて、成り立たないことも多いです。
私も、教室で低学年にさせるのは協力型のゲームが多く、勝ち負けが出ないものを選んだりします。
そういうゲームをする中で、相手の手を読んだり、自分の発言を控えて知らん顔をしてみたり、いろんな感情のコントロールも学びます。
そんな感情のコントロールは、学習を進める中でも、忍耐強く考えたり、根気よく試行錯誤したり、いろんな場面で活躍します。
幼児さん~低学年さんは、プリントで学習するだけではなく、ぜひたくさん遊びながら、いろんなことに慣れていって欲しいと思います(^_-)-☆
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