英単語練習を頑張っている小学生さんに、英単語練習の手順を解説!初学者さんはこのコースで!

小学生の学習法
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4年生~6年生クラスで、がんばっている英単語。

宿題に出して練習量が増えてから、エンジンがかかって積極的にクリアを目指す方が増えてきました。

でも、もちろん、なかなかうまくいかない人もいます。

練習してみて、なかなかうまくいかないな~と困っている人にむけて、お家でできる練習手順を書いていますね(^^

今回は、お家の方がこれを読んで、お手伝いしている前提なので長文です。

お子さん向けには、もう少しシンプルにプリントにでもまとめてみようと思います。

英単語の覚え方、第一歩は音と意味を結びつけよう

基本のルートは日本語と同じで、赤ちゃんの成長と同じように進めます。

まずは耳で聞いて、日本語の意味が答えられるか?が第一関門。

更にその逆、日本語を聞いて英単語が言えるか?

回りくどいようですが、ここからがスタートです。

 

「バラ」の英語が「ロゥズ」だと知らない人も、多かったですよ~!

そんな人は、「bara」って書いてました(^^;

 

ただし、読むときにカタカナ英語になっちゃうと、フォニックスルール無視なので、つづりを書くときに苦労します。

なるべく英語っぽく読みます(笑)

「そんなん無理やから手伝えない」なんて場合は、スマホに頼るのもOK!

Google翻訳のサイトでは、日本を入れたら英語が表示されて、クリックすると音声も聞けます。

>>>Google翻訳のページ

高学年なので、これくらいなら自分でできるかな?!

スマホの音声を聞いた後は、お家の人が一緒になってネイティブ読みの練習をするのも、発音練習にポジティブな印象を持つので良いと思います(^^

 

中学生になってくると恥ずかしがって、英文を読んでも、「わざと」カタカナ英語を口にし始めます。

このせいでリスニングもうまくいかないケースがとても多く、非常に苦労しています。

小学生の間こそ、ネイティブの発音で貯金!

そんなわけで、英検ジュニアを使って、ネイティブの発音で、日本語と英語を結びつける練習をしています(*^▽^*)

 

ヘボン式ローマ字を意識して書いてみよう

次はいよいよ書いてみます。

基本は、ヘボン式ローマ字を意識して書くところから。

「デスク」を「desuku」と書く。

英単語は「desk」となり、後ろの母音のアルファベットが消えます。

これはアクセントが前にあるので、「de」だけ残っていて、アクセントの無い母音が消えているんです。

極端に前にアクセントをつけて、「で!すく」なんて読むと、後ろの母音が消える感覚もわかるかな?!

こういう母音が消える形の英単語は、声に出して書くと感覚として、身に付きやすいです。

 

でも、長い英単語とか、ローマ字とか全然違うやん!もあります。

例えば「ワン」が「one」だなんて!

ってときは、「1」=「ワン」=「オネ」=「one」と、読み方と書き方をカタカナで覚えちゃいます。

これは、フォニックスが広まる前、親世代が子どもの頃に主流だったようで、こういう指導法で英単語を教えている塾の先生もいらっしゃいます。

私も「ワン」と「オネ」を覚えたタイプです。

「beautiful」は「ベアウチフル」でした(笑)

 

このローマ字読みには、弊害もあります。

「a」と「o」など、読み方が逆転するもので、ことごとく覚え間違えてしまいます(ToT)

音声を聞かないで勉強する中学生さんに多いのですが、「work」を「ウォーク」って読むんです。

「walk」が「ワーク」になるので、「ちゃうで!ウォーキングやで!」を毎年繰り返します。

あくまでも、正しい読み方を知った上で、「う、おー、く」って書いて「ワーク」やなぁと、練習しましょう。

 

 

フォニックス表を見ながら単語を文字で分解

すみません、ここで書くことは、めっちゃレベル高いです。

でも、もしお家でできるなら、時間もかけてゆっくり取り組めるので、かなり有効だと思います。

教室でもやっていますが、何となく周りの人の答えを聞いて、流れてしまう人もいる状況です(^^;

 

フォニックス表の中で、基本の「あぶくど読み26文字」と、最初の頃にやってたch、sh、thなどが入っているリストがあれば用意します。

手元に無いようなら、いつでもお配りします♡

 

練習したい単語を見て、あぶくど読みで1文字ずつ確認します。

「black」だと、「ぶ、る、あ、く、く」となります。

最後のckは、次の表に「ck=く」と書いているので、「ぶ、る、あ、く」です。

この母音の「あ」が、ラ行の「る」にくっついて、「ら」になります。

でも、この説明じゃ小学生さんはキョトンとしちゃうので、10回クイズみたいに「ぶるあく」を早口で言ってたら、「ぶらっく」になるな~くらいで大丈夫。

 

英単語テストに入っている単語は、天下一武道会とフォニックスドリルプリントの、どこかで必ず出てきた英単語だけです。

なので、天下一武道会4回戦のように、声に出してルールで句切りながら書くと、ただ書くよりも覚えやすいです。

 

これって、授業でやっているので、これがお家でできるんなら授業いらんやーんです( ;∀;)

うまく伝われば良いのですが、ご質問があれば、遠慮なくお問い合わせください。

親世代はフォニックスルールを習っていないので、区切り方が分からないと思います。

私も仕事として初めて勉強しました(^^;

そういう場合は、「このプリントの単語に区切り入れてくださーい」と写真をLINEしてもらえたら、画像に区切りを書き込んで返信しまーす♡

 

 

最後の関門は、ひたすら自分テスト

英単語も漢字も、暗記もの全般なんですが、覚えるのが得意な人って、実は頭の中の自分テストの回数は多いんです。

小学校の漢字ですら、覚えるスタートは、自分で「こうだったっけ?」って見ないで書く練習を、無意識に取り入れています。

できている数が多い人ほど心配性で、教室の漢字テスト、英単語テストの前は、何度も何度もしつこ~く確認しています。

しかも、ちゃんと自分テスト方式で!

恐らく、女子の方が暗記が得意になりやすいのは、心配レベルが男子より強いからだと思っています(^^

 

と言うわけで、苦手さんはガッツリ練習回数を増やしましょう!

単語一覧のプリントがあるので、答えをかくして、ノートに何度も何度も解いてみましょう。

そんなこと一言も言っていないのに、自主的に英単語練習ノートを作っている女の子たち、多いです!

練習は、教室での漢字お直しと同じように、と言うと、お子さんたちにも伝わると思います。

 

①見ながら書く。

②見ないで書けるかな?と、自分テストして、すぐに確認。

③間違えたら、もう一度見ながら書く。(書きながら覚える)

④自分テストに連続2回合格したら、次の単語に進む。

⑤最後に、全部の単語(5個)を一気にテスト。

 

漢字のお直しは、英単語を覚えられる仕組みにつながるよう、ルール化しています。

間違えなくなってきたら、見ながら書くのは省いて、5個ずつのテストを繰り返していきましょう。

それでダメなら、また見ながら書くところに戻ります。

 

まとめ

まずは、英語の音と、日本語の意味が、自由に行き来できるように!

なるべく発音をネイティブに近づけた方が、「L」や「R」などを書き間違えないので、楽になります。

英単語をローマ字で読んでみよう。

ローマ字を取り入れて書いてみたり、ローマ字読みの音も使うと、書きやすいです。

可能ならフォニックスルールを取り入れて、天下一武道会4回戦のように声に出してみましょう。

区切り方が分からなかったら、遠慮なく声をかけてくださいね。

そこまでできたら、何度もテスト!

 

英単語が楽に覚えられるようになるまでの道のりは、なわとびや鉄棒と同じように個人差があります。

でも、最初は時間がかかっても、必ず慣れてくるので、この一番最初の大変な時期は、信じて応援していただけたらと思います。

お子さんによっては、まだまだ慣れなくて頼りない様子だと思いますが、これから長~~~い英語人生のスタート!

ハイハイを始めたり、よちよち歩きが可愛かったあの頃が戻ってこないように、今の時期はもう戻ってきません。

頑張ったよね!と笑顔で振り返れるように、温かい見守りをどうぞよろしくお願いします。

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