お母さんたちが知りたがるシリーズ?!
「伸びる人」と「伸びない人」の違い。
どこで判断できるか分かりますか?
簡単に見分ける方法があります。
問題を解いている途中で、まちがいを指摘します。
すると、後の動作が2つに分かれます。
①消しゴムで消しちゃう
②自分が書いたものからまちがいを探す
①になる人は、勉強量を増やしても、なかなか伸びません(^^;
②の人は、勉強すればするほど、伸びていきます。
その理由、①の人は「答えが〇になれば良い」「間違えることが悪いこと」の意識が強く、自分のまちがいと向き合えないからです。
②の人は、自分のまちがいと向かい合って、自分の中の欠けたピースを埋めることができます。
間違えたことも、悪いとは思っていません。
①の人は、いつまで経っても、まちがえた答えにたどり着いた自分の思考回路のピースは埋まりません。
①の人が②の人に追いつくどころか、どんどん差が開いていくのが、想像できるでしょうか?
中学生になって、「勉強しているのに成績が上がらない」のは、ほぼ①のケースです。
でも。
小学生の殆どは①です(笑)
だからこそ、私の小学生の授業では、問題演習の様子をじっくりサポートする巡回指導です。
説明は簡単に。
解いている様子を見ることに、時間をかけます。
そして、「まちがえてるよ」と、声をかけていきます。
もちろん、皆さん消しまくります(笑)
そういう時は、「あーあ、消しちゃったらお手伝いできないから、先生が手伝えるように残しておいてね」と声をかけます。
②の「自分でまちがいを探す」の、一つ前の段階を、私がしてあげるのです。
授業で、たくさんたくさん、私が「まちがいを探す」のを見てきた子は、自然と自分でもするようになります(^^
式を書かない、ひっ算が汚くて間違える子も多いので、「式があれば先生が見てあげるのに~」「ひっ算読めるように書いてくれたら、先生がチェックしてあげるのに~」と、ずっと声をかけてます。
そうしないと、自分で全部やり直し!
もう一度自分で書いて、今度こそ見つけてもらおうと、きちんと残してくれます。
それが積もり積もって、高学年、中学生になる頃には、式をきれいに書いたり、ひっ算も見直せるようにきちんと書く習慣がついてくるのです。
そうすると、「自分でまちがいを探す」こともやりやすくなります(^^
普通の子でも、成績が上がる取り組み方をするだけで、きちんと成績は伸びていきます。
単元学習も大切ですが、小学生の間に、じっくり練習していきたい習慣づけです。
問題を解く時の「当たり前」のレベルを上げていきましょう。
それをしているのが、小学生クラスの授業です。
昨日は、ちょっと声をかけただけで小数のわり算の筆算全消し!の4年生さんたちもいたので、教室での役割を書いてみました。
まだまだお家で消しまくっちゃうかも知れませんが、小学生の間にじっくり練習していきましょう!
中学生さんは期末テストの結果に一喜一憂だと思います。
「勉強していたと思ったのに…」という結果ならば、①の勉強になっている可能性が高いので、まちがいと向き合う②の勉強になるように、教室での演習も増やしていきたいですね(^^
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