休校前にはなかなか戻れない、中学生さんの様子

中学生クラスの日常
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昨日、中学生さんと保護者の方に、連絡を入れました。

真意が伝わるか、少しドキドキしながら、いつもより厳しい内容でお伝えしました。

 

3か月の休校は、中学生にとって、小学生よりも精神的に大変でした。

小学生はまだ、自分の存在が家庭の中で完結しやすいので、外の環境が少なくなっても、ぶれることは少ない様子でした。

それが中学生となると、家庭の外、周りとのつながりの中で、自分の立ち位置や、やるべきことの意味付けをする年代となります。

学校というつながりの環境がなくなると、生活の軸や考え方がぶれてしまったり、やっていることに意味を見出せなくなってしまった面が多いよう、宿題の提出を通して感じていました。

できる、できない、ではなく、「やってみる」気持ちが減ってしまっていることを、非常に心配しています。

 

このことは、子どもたちに非はないので、やむを得ない面もあると思っています。

しかし、休校が終わって1か月。

今、この7月に切り替えをしっかりしておかないと、次また夏休みが来ます。

7月のテストが終わったら、お休みモードになるでしょう。

例年通り、7月、8月も勉強から気持ちが離れてしまうと、3月から半年も離れたままになってしまいます。

コロナ第二波よりも、確実に来る夏休みで、またユルユルが来てしまいます。

1年生のとき、自分のちょっと上を見て、皆さんとても頑張っていました。

このテストのタイミングを逃すと、その頃の気持ちをすっかり忘れてしまいそうです(*_*)

 

もう一度、「頑張る気持ちを持って」、学習に向かい合う気持ちを思い出していきましょう。

新しく勉強しているのですから、できないことがあるのは、当たり前です。

 

新しいことから逃げるのではなく、まずはチャレンジする。

チャレンジだけで終わっている人は、その後をどう歩くのが良いのか、一緒に練習する。

一生懸命歩いているけど、うまくゴールに近づけていない人は、地図を示すので一緒に見てください。

めんどくさいなーと思うことから逃げない、ちょっと強いハートを、学習を通じて育てていって欲しいと思います。

それは完璧でなくても良いんです。

一歩でも前へ。

進んだことを、一緒に喜べるようにと思っています。

 

休校中の学校の課題、オンライン中の宿題。

提出が遠いからと、ずるずると締め切りを破ってしまうケース。

答えがあると、丸写しの楽さに流れていってしまうケース。

 

中学生がそんな気持ちになることは、無理ないとも思います。

(私が中学生でも、やっちゃいそうです・苦笑)

責めてはいないのですが、後ろめたい気持ちがあると、指摘されたことで「怒られている」と思うかも知れません。

(どちらかと言うと、その程度にしか思われていないことを悲しんでます…)

 

だから、私も責任を非常に感じ、まずは添削をしばらく引き受けることにしました。

誘惑が多いのがわかっているなら、誘惑の元を断ち切ります(^^

ダイエットしているならば、お菓子を家に置かない理論で、答えは配布しません。

これは「自立学習」を目指し、「自分答え合わせ」を小学生から練習している、当教室ではかつてない覚悟です!

 

休校明けて1か月、今までと同じやり方の不具合も感じています。

3か月学校が無いことは、考えていたよりも大きいようで、皆さんの様子が休校前と違ってきているます。

今後、休校することになっても、対応がしやすいように提出の流れなど、組みなおしていきます。

また、個人差が大きくなってきているので、全体としての課題は示しつつ、個人的な調整は入れております。

以前からお伝えしております通り、全員が同じ量をして、同じことを目指しているわけではありません。

「それぞれの現時点から、一歩でも二歩でも前に行く」ことを目指していること、ご理解いただけたらと思います。

 

ちょっとピリッと辛い、切り替えの必要性を感じ、書かせていただきました。

実は、どこの塾でも、同じようなことが起こっており、先生方が奔走しています(^^;

「みんなそう」なんだけど、だからと言って、そのままで良い…とは、たぶん皆さんも思っていないはず。

自分をコントロールできな現状に、モヤモヤしている様子も、伝わってきています。

次のテスト勉強をうまく使って、一歩前に進んでいきましょう(^^

思いがあふれすぎて、これを書くのに1時間もかけてしまいました…。

写真は、1年生のときのように、みんなで成長を楽しんで、上を向こうよ~という気持ちです♪

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