5年生の単元は速さの単元。
中学生になって、方程式で苦労することが多い単元のスタートです。
苦手な人が出やすい単元は、なるべくテキストは使わずに、みんなでワイワイと取り組みます。
お題はテキストの例題通りなのですが、登場人物をみなさんのお名前にしてみたり。
たったそれだけのことですが、めっちゃすごい食いつき(^^
「どーやって考えるの?」
と質問したら、それぞれから「○÷△~」って声や、「え?逆ちゃうん?」など、自然に会話が出てきます。
そして私も「えー?こうちゃうん?」と、全然違う式を言ってみたり。
そしたら。
きちんと正解していた人たちも、「そうかも!」とつられるんです(笑)
「だよね?!」というと、みんなで賛成!
でも、実は最初に言ってた、アレが正解で~す!と解答を言うと、「なんや~!」と爆笑。
正解を最初から主張していた人もいたのですが、その理由を説明してもらおうとしたところ、うまく説明できなくて自信が無くなったのです。
学校によっては、少し進度が早いケースもあって、「学校でやったからできる!」という場面もありますが、そういう時はなるべく「説明」をしてもらっています。
「こう習ったからこう!」だと、その時は解けても、後々につながりません(^^;
どこまで理解できているかな?にチャレンジです。
また、テキストを使っていないと、結構みなさん安心して間違えます。
これ大事!
最初からできるわけが無いのです。
でも、できないとダメ、の呪いが強いと、勉強に対してシャッターが下りてしまいます。
それは一番避けたいところ。
小学生でも中学生でも、先生の前ではまちがえをたくさんアピールしてもらって大丈夫。
×をたくさん見せてくれたら、先生が助けるから。
×でも良いからやってみよう。
そんな空気を育てていっています(^^
そして、めちゃくちゃ元気よく頭フル回転でがんばって意見を言ってくれていても、テキストの問題演習になると、チーーーーン…なんてこともあります。
紙の勉強となると、問題とコミュニケーションがうまくとれない。
会話ベースだとすごく頭を使ってくれてるのがわかるのに、紙で読んで考えると難しい。
本当に多いです。
だからもしかしたら、学校のドリルやテストではうまくいかないことも多いかも知れません。
でも、本当の姿、本当の力はそれだけじゃない。
ということも、お家の方たちには知っておいてもらいたいな~と思ったりもするのでした。
紙が苦手でも、「できる!」「わかった!」を体感して欲しいので、なるべく会話ベースのスタートです。
現状の教育システムは、紙ベースで進めて、試されるけれど、それだけがお子さんたちの力じゃないんですー!
良いもの持ってるんですー!
だから今はうまくいかなくても、勉強を嫌いにならないでー!
と、思っております(^^
あ、だから昨日の記事の、「読み飛ばしてしまった」ハードルが。
文字を読んで考えること、大人が思っている以上のハードルなので、日常の「読む」は大切にしていきましょう!
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