次女さんの習い事待ちの間に、またまたお友達ママからのお悩み相談がありました。
「何度言っても、宿題を始めない!」
「宿題が始まっても、時間がかかりすぎる!」
どーすれば良いの?
という、世の中のお母さんたちが、共感するお悩み(^^;
家庭学習のしくみづくりは、低学年の内が基本です。
そのしくみで育つということは、中学生、高校生になっても本人の意識は変わりません。
だから、ぜひ、「中学生でこういう勉強のやり方をしてほしい」と、思うような思考回路を作っていきましょう。
だって、トイレを想像してみてください。
「トイレではお尻をトイレットペーパーで拭きましょう」で育ってて、中学生から「水でお尻を洗うのよ。左手を使ってね」って、インド方式になっても困りますよね。
ま、それはそれで、インドに住むなら慣れるかも知れませんが、同じ家に住んでて、いきなりトイレがインド方式になったら、受け入れられません。
家庭学習も、そんなもんです(*^▽^*)
まず、一番大切なものは、親の意識です。
「勉強は人生に必要なもの」
この意識を、必ず持っていて欲しいです。
好きとか、嫌いとかじゃないんです。
必要だからやるんです。
自分が、勉強が好きだった嫌いだった、嫌な思い出がある、いろいろ思いはあるかも知れませんが、感情はおいておきましょう。
「やらない」という選択肢を、子どもが選ぶ気持ちになっているならば、そこから整えていきましょう。
低学年が勉強をイヤがるのは、慣れていないから
そして、子どもは基本的に、「できること」が好きです。
勉強も「できる」ようになったら好きになります。
でも、まだ習ったばかりで、うまくできないから「やりたくない」んです。
才能とか、賢さではありません。
低学年の家庭学習で大切なのは、『慣れ』です。
なわとびや、折り紙など、幼稚園時代の遊びと変わりません。
慣れるまでの時間や回数は個人差がありますが、でも、低学年の内容は誰でも絶対にできます。
そこを大人が、回数を見守り、正しくやれるようサポートすることで、「できるから好き」に持って行くのが、小学生時代の親の役目です。
その過程を経て、中学生くらいになったときに、「苦手なところを頑張る」ようになります。
苦手と向き合うのは、中学2年生以降かなーという体感です。
でも、小学生時代に、この「やって慣れる」段階を踏まないでいると、中学生以降も「できないからやりたくない」路線で、無気力人間になりやすいので、ご注意ください(^^;
(そこから、自分でもできる、ゲームやスマホ依存へつながりやすいです)
宿題の着手のタイミング
必ず時間帯は決めましょう。
子どもに選択権はありません(^^
「いつするの?」じゃなくて、「時間だよ」です。
それでも最初は、机の上を片付けてあげたり、筆箱を出してあげたり、今からやるぞ~をお手伝いしましょう。
我が家では「ママが特別に鉛筆を削っといてあげよう!」を、よくやってます(笑)
低学年は集中力が10分弱しかもたないので、1つ終わったらオヤツでもOKです。
我が家では、オヤツ1個→漢字ノート→オヤツ1個→計算ドリル、というように、間に休憩を挟んでいます。
全部一気になるのは気が重いので、「これくらいの量ならできる」を、演出します。
鉛筆削りと、消しゴムかけは、できれば手伝ってあげると、学習内容に身が入ります。
習い事などで曜日ごとにタイミングは違うと思うので、曜日ごとに親もそのつもりで、夕方の時間配分を考えておきましょう。
できれば、漢字と計算は、まちがえていないか、チェックしてあげてくださいね。
何が苦手なのか、親も理解できますよ(^^
知っておいて欲しいのですが、低学年は「写すのが苦手」です。
これがイヤで、「宿題が嫌い」「勉強が嫌い」な小学生は、めっちゃ多いはず!
ほんと、何十年と続くこの学校の宿題が、勉強嫌いを大量に生んでるのでは…と推測します。
漢字ドリルを見ながら写すこと、計算ドリルの問題をノートに写すこと、すっごいストレスを感じていることを、理解してあげてください。
何だったら、大人が声に出して読んであげても良いくらいです。
この、「写す」って行為は、宿題の中でレベルアップして欲しいスキルとは違うんですよねー。
漢字を覚えて欲しいのに、写すのがストレスで覚えられない。
計算の練習をして欲しいのに、写すのがストレスで計算まちがえる。
本末転倒です。
もう少し大きくなると、正しく写すことも必要ですが、今求められている内容ではないと、切り離して考えてもらって大丈夫です。
低学年では、まだ目の運動機能が発達していないことも多いので、視線を動かす作業が大変です。
中学年になっても苦手な場合、識字障害などの可能性も考慮することになりますが、たいていは徐々に上手になっていきます。
トレーニング方法もあるので、気になる方は、お声かけください。
宿題にめっちゃ時間がかかる理由
低学年はまだ、時間感覚が育っていません。
「10分がんばろう」
という声かけも、理解していないことがほとんどです。
子どもにとって、宿題を始めちゃったら、永遠に続くような恐怖も感じているはず。
だから宿題を初めても、ちょっと書いたら休憩、ちょっと解いたらおしゃべり、などなど、逃げる道を探り続けます(笑)
まず、宿題にどれくらい時間が掛かっているか、キッチンタイマーなどで測ってみましょう。
そして、テレビの時間や、遊んでる時間、お風呂の時間など、いろいろ測ってみてください。
時間感覚を育てることが、ポイントです。
日常の中で、どれくらいの時間を使っているか、数字で見せてあげて、他の時間とのバランスを考えていきましょう。
我が家でも「10分だけ遊ぶ!」と、タイマーかけて遊んだり、いろんな作業の10分を試しています。
そしたら、10分が予想と違う長さで、びっくりしている様子もありますよ~。
終わるまでの時間を、体感できるようになって初めて、「早くしちゃおう!」という感情が生まれます。
自分でどれに何分くらいかかるか分かるようになると、「すぐできるから集中してやっちゃう!」にたどり着きます。
時間の感覚を知らないから、早く終わらせる気持ちにならないだけ。
時計は読めても、10分、30分の長さが想像できていません。
そのことを、大人は理解して、時間感覚を育ててあげてくださいね(^^
意外と知らない、宿題のやり方
学校って、時間がけっこう余ります。
ていねいにていねいに、ゆっくり授業が進みます。
だから、「集中して取り組む」「時間を気にして勉強する」経験が、高学年でもありません。
で、中学生になって量が増えると、一気に勉強ができなくなります( ;∀;)
宿題を、ゆっくりやっているのは、ぐっと集中して勉強する経験が無いから。
これも、お家の人に知っておいて欲しいです。
その対策としては、お手本を見せること。
例えば、漢字ならノートをコピーして、同じ宿題の内容に、一緒に取り組みます。
黙々と取り組む様子を見せて、「こういう風にやって欲しい」を見せるのです。
「ちゃんとしなさい!」は、何をすればいいのか分かりません。
「こうやるんやで」で、姿を見せて、まねをさせるのです。
何をやれば、ほめてもらえるかを、分かるように見せてあげてくださいね。
100マス計算でも、お家で一人でやっているだけでは、本人がいくら本気でも、かなりゆっくりペース、集中は入りきっていません。
でも、教室でみんなが集中していると、そういうものなのか!と、急に速くなります。
特に、途中入塾の方は、最初はすごく驚くのですが、お手本を見ることで、ぐっと集中できるようになります。
学校の宿題は、ぜひお家の人がお手本になってあげてください(^^
そして、ゴールの無い作業はNGです。
漢字練習では、単に「漢字を書く」だけだと覚えません。
覚えないから、見ないと書けなくて、余計に時間がかかるのです。
書きながら、部首に注目したり、カタカナの部品を探してみたり、「この字が書けること」が目標なんだと、声かけしましょう。
お子さんは、漢字ノートの漢字、見ないでも書いていますか?
一生懸命ドリルを見て写してませんか?
漢字は覚えていないと、時間がかかります。
覚えていなくて時間がかかるなら、覚えられるようにお手伝いしていきましょう。
(その内容はここでは省略)
我が家でもやっている声かけの例
いろんなお母さんに話しているのですが、「できたとき」にも声をかけてあげてくださいね(^^
できたときの良いイメージを、すりすりと刷り込みます。
「今日はすぐに終わったから、めっちゃ楽やなぁ」
「頑張ろうっていう気持ちがかっこよかったよ」
「集中できたね!気持ちいいでしょ?」
「〇〇ちゃんは、さすがやなぁ。賢いなぁ。」
気が進まないときは、自信を持たせる声掛けを。
「大丈夫、賢い〇〇ちゃんなら、すぐできると思うよ」
ここで、敢えて「賢い」を入れてます(笑)
そっかー、私賢いんやーと、気分良くスタートして、できたら、やっぱり賢かった!と勝手に思って、自信をつけてくれる我が家のシステムです。
終わったら、「ほら、できたやん!さすが!」「できると思とったわ~」「ほんま賢いなぁ!」
とほめほめ。
もし、うまくいかなかったら、「明日は頑張ってごらん、できると思うよ」「ママも協力するね」と、とにかく「できるからやってみよう」が多いかな?
書いていて気付きました(^^;
我が家の前提は、「できる」があって、「絶対にできるから、やってみよう」という声かけですね。
これは高校生の長女にも言っています。
…まぁ、人生何ごとも、スタートするのに腰が重くて、やり始めるとスムーズなんですよね。
ちょっと手間な掃除とか、疲れた時の夕食作りとか…。
まとめ
めっちゃ長くなってしまいましたが、まずはお家の人が、低学年さんの特性を知りましょう。
大人が思っているほど、しっかりしていません。
知らないことだらけ、できないことだらけ年齢です。
子どもは逃げます。
とことん逃げます。
隙あらば、ちょっとでも勉強を減らそうと画策します。
やりたくないから言い訳だらけだし、口から適当なことは言うし、全然本気で取り組まないし、ノートはぐちゃぐちゃだし、集中力無いし、すぐに癇癪起こしてキレるし、泣きわめく…。
それが普通です(笑)
だから、いちいち相手にしなくて、ハイハイと流して、親はガチっとシステムを構築していきましょう。
言い訳や逃げているのを叱っていると、叱られた気持ちだけが残ってしまいます。
そこは、叱るんじゃなくて、気持ちを受け止めた後で流していけるよう、親がコントロールするのです。
「そうだね~宿題しんどいね~。じゃ、頑張ろっか!」みたいな(*’ω’*)
思い描いてみましょう。
中学生、高校生になって、どういう風に勉強と向き合うようになって欲しいですか?
今の姿が、未来を作っていきます。
そう思って、大人もちょっと向き合い方を気にしてもらえたら、大人も現状を受け入れて頑張りやすく、ハッピーになりますよ(^^
まだまだ続く小学校生活。
大人も子どもも、みんなが、小学校生活をストレスなく過ごせますように!



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