中学生クラスでは、現在、社会苦手チームさんが、自分で社会を勉強する練習中。
教科書を読む、参考書の無料動画解説を見る、問題を解く、とぐるぐる繰り返しています。
その中で気づいたのが、社会用語ではない、漢字や熟語の意味があいまいなので、具体的なイメージが難しいようです。
例えば、「大都市近郊」という言葉。
これを、「大都市の真ん中」ととらえてしまいます。
「近郊」をイメージできないので、知っている言葉だけでとらえてしまい、あれれ?状態。
他にも、言葉のイメージがおかしなため、全く逆の想像をしているケースがすごく多かったです(^^;
こんなことに気づいたのは、ちゃんと質問してくれるようになったから。
苦手な教科って、とにかく読んで覚えるのが精いっぱい。
自分のイメージと何か合わない?とまで、考えられるようになって、質問してくれるなんて、積極的になってる!と感動でした♡
中学生になって、苦手教科をがんばるって、すごく大変なことなんですよ~!
後は、解いている様子をじーっと見ているので、むむ?と思う解答は、「どうしてこう考えたの?」と質問しています。
すると、自分なりに考えた筋道を教えてくれるので、「それ、ちゃうねんで!」とツッコミ(笑)
歴史では、こういう場面が多かったです(^^;
苦手になっちゃった中学生さんは、まず教科書を正しく読む、イメージをとらえられるようにする、の練習中。
でも、これをしっかりできれば、入試では強くなれると思っています(^^
社会の高校入試では、語句を答える問題はありません。
だから、漢字が苦手で、定期テストで正しく書けなくても、私はあまり気にしていません。
入試では、正しい流れを選ぶ選択問題や、グラフを読み取る問題がほとんどです。
語句を知っていて、その語句の意味や、位置づけが分かるようになることが、一番です。
今はとにかく、「これがあるから、こう流れていく」「これが影響して、こうなった」と、しっかりつなげていきましょう。
その練習の一環が、記述問題。
いつもやっているプリントには、必ず記述問題が1問あります。
社会苦手さんは、記述も苦手。
なので、記述解答の作成手順をルール化しています。
①キーワードを3つ挙げる
②キーワードをつなげる
キーワードの見つけ方はコツがあるのですが、このルールで、だいぶ記述も慣れてきました(^^
キーワードをつなげる中で、つながりを意識して答える練習をしています。
ついでに言うと、小学生さん!
今から、社会が苦手にならないようにするコツは?
まず、教科書を正しく読む練習!
意外と、教科書読めてません~~~~。
小学校の社会や理科の教科書、音読ですらすら読めますか?!
読むスピードも大切です。
後は漢字練習。
中学生になると、習った習ってないの漢字は、関係ないです(^^;
社会では、難しい漢字が山ほど出てきます。
初見の漢字でも、見よう見まねでさっと書けるように、漢字と仲良しだと良いですね。
その方法は、いつも漢字練習しているように、部首と意味をつなげたり、部品で分けて書き方を覚えたり、漢字の熟語を大切にすれば大丈夫です。
正しい書き順で書く人は、難しい字でも部品で覚えやすいので、さっと覚えられる傾向があります。
社会は読む量が多いので、読むスピードが速い方が勉強は楽になります。
例年、社会が得意な人は、読書量も多い人でした。
中学生、高校生と、教科書はどんどん分厚くなって読む量は増えるので、小学生さんは読むスピードを育てていって欲しいと思います。
欲を言えば、日本地図や世界地図がお家に貼ってあって、日常的に親しめる。
歴史漫画や歴史人物などの本が家にあったり、大河ドラマの話が家族でできたり、お城や歴史博物館などに親しんでいたら、割と勝手に勉強してくれるようになります(^^
そこまでは…というご家庭でも、漢字と読むスピードは、ぜひ気にしてみてくださいね~!
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