先週、中学生さんにお話したコトを、共有します(^^
塾の先生たちの間では、『塾を病院に例える』先生は多いです。
私も、何となくそんなイメージを持っています。
他にはスポーツジムにもよく例えています。
でも、子どもたちや保護者の方たちは、あまりそういうイメージを持っていない…ということを、感じる場面が多いです。
今日はそのことを説明してみますね~!
まず、病院と塾の共通点。
「何かを改善したい」というのがあります。
「算数がよくわからない」
「漢字が致命的に苦手!」
「英語を得意にしたい!」
通塾の理由は、それぞれあると思います。
そして塾では、それぞれの症状に合わせてアドバイスを重ね、症状が改善するようにアプローチします。
「計算力が弱いので、毎日100マス計算頑張りましょう」
「漢字は毎回、自分テストで書きましょう。書き順も大切ですよ」
「ラジオ英語は、必ず音読しましょう。英単語もなるべく見ないで書きましょう」
これ、病院でいうところの処方箋です。
ちょっと悪いところがあって、病院に行きますよね。
お医者さんの診断があって処方箋をもらい、お薬が出される。
そしてお薬を飲み切って、ようやく改善する。
特に、中耳炎とか、お薬飲まないとズルズルと治んない病気をイメージしてください。
お薬が宿題。
お薬なので、用法を守って、飲み切ってもらわないと、なかなか症状は変わりません(^^;
「100マス計算を忘れてたので、1日でまとめてやりました」
え?4日分のお薬を、1日で飲んじゃったんですか?
胃の負担が大きいだけで、お薬が効かない可能性が高いですよ…?!
「忙しくて宿題できませんでした。すみません」
いや、別にお薬飲まなくて謝らなくていいですよ?
でも改善したいなら、飲みましょう。
「宿題に時間がかかって終わりません。減らしてもらえませんか?」
これ、今まで何度かご相談受け、OKして個別に対応はしていますが、↓こういうことなんです。
別にお薬を出さないことは良いんですが、診察だけじゃ効かないと思いますよ?
*
中学生さんの勉強には、もっともっと当てはまります。
「成績を上げる」
道筋は見えています。
インフルエンザだ!
リレンザを処方しよう!
と同じくらい(笑)
何をどれくらい、どのレベルでやれば、〇点になるかは、ホントに毎年同じなので分かっています。
後は、それぞれが、前回よりちょっと上を目指して、「勉強をやる」深度を深めるだけ。
めっちゃ上は難しいけど、ちょっと上なら手も届きそうだし、何より上がるのは嬉しいです♡
その深め方は、それぞれ個人に合わせて診察して、処方箋を書いています。
その人の得意不得意を見て、全体のバランス、伸びやすい教科、その時期の単元、傾向などから優先順位を割り振ります。
「この順番で、これをこれだけやりましょう」
「それができたら、これをこの順番で、〇回解きましょう」
「うまくいかない場合は、ここに〇〇を入れましょう」
と、ここまでは理想。
どーしても、処方箋通りのお薬を、飲めないのが中学生(^^;
と言うか、宿題がお薬のように効果が出るものだと、認識が少ない気がします。
「苦いからイヤだー!」
と、赤ちゃんのようにべーーーっと…宿題スルー。
「飲まないと怒られる!」
と、慌てて1日でゴクゴク飲んじゃうことも。
それぞれが、お薬の役目を理解して、自分で飲まなきゃ!と思ってくれない限り、お医者さんは役に立ちません。
お薬を飲まなくても、お医者さんは怒りません。
でも、自分がどういうことを選んでいるのかは、理解して欲しいと思います。
と、普段から考えていることを、文章にしてみました(^^
お医者さんと言っちゃうと大げさですが、皆さんが楽になるように、ハッピーになるようにと思っています☆彡
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