久しぶりに小学生クラスの折り紙について(^^
写真は6年生クラスの「チェックハート」です。
これは長女が6年生の頃だから、8年前から、この時期の高学年に出しているお題。
当時、これが「難しくて無理!」な子が多くて、折ってみても何かちがう…。
うまくチェック柄が出ないし、うーーーん…となる子が多くて、私も一緒に折ったものでした。
そんなことがあったので、3学期の最後の方は、1年間の総まとめ?!として、お題に出しています。
6年生は去年もチャレンジしているのですが、今年はもう素晴らしいことこの上ない!
このきちっとした折り目!
正確なチェック柄!
これができるのは、ていねいに説明を読んで、ていねいに折れている証拠!
折り紙と侮ることなかれ。
折り紙の正確さは、テストの丁寧さなど、めちゃくちゃリンクしています(^^
紙をまっすぐに重ねて折ることができる。
端をそろえて、折り目をきちんとつけることができる。
ここをおそろかにしがちだったり、意識を向けられない方は、テストでも読み飛ばしも多いし、消しゴムを使わずに読めない字を書いたり、ミスを連発しがちです。
理解はしているのに~という×が多いのです。
授業では抜群にできていても、テストで×になるのはこのタイプ。
更に、折り紙をしょっちゅう「忘れました~」「できませんでした~」が出る方は、テストも空欄ばかりです(^^;
ちょっと面倒なことから逃げ出すクセがついちゃっているので、テストや難しい算数の問題からは逃げがちです。
不思議なくらい、テストとリンクしているのです。
あ、折り紙を頑張っていても、理解ができなくて解けない問題があるのは別のお話。
できるはずの問題ができない、という現象です。
中学校のテスト、入試も含めてですが、「いかにミスしないか」がとても重要。
中3の過去問演習でも「よく読んでなかった」というレベルで、ていねいに解くのは難しいことなのです。
お子さんたちにとって、「ミスをしない」のハードルは本当に高い!
だからこそ。
小学生の間は、ちょっと面倒くさい折り紙をお題にして、それぞれの取り組み方に注目しています。
教室でもていねいにできてる方を大げさに褒め称えたり、自己流にやっちゃっている作品は一緒に笑い飛ばしたり、「正しく折れていることは素晴らしいこと」」を浸透させていっています。
箱の作品には、お菓子も入れてプレゼントするのも、その一環です(^^
そんなわけで、お家でもときどき作品を見てみたり、一緒に楽しんでいただければと思っています。
大人が関心を寄せることが、お子さんたちの何よりのモチベーション!
中学生になって「ちゃんと問題読んで!」と叱るよりも、小学生の間に折り紙を折り図通りに正しく読んで作る方が、お子さんたちも楽しく取り組めます。
ぜひ、折り紙を通して、自分で読んでじっくり考える、ていねいに指先を動かす練習を、重ねて欲しいと思います♡
コメント