2年生では、算数のいろんな単元を復習しています。
実は、2年生って、算数のつまづきがいっぱい!
1番の肝は、単位の行き来がたくさん出てくること。
たし算のひっ算で、くらいどりの量を想像できていない、という話を以前書きました。
これが、単位変換でもかなり見られます。
例えば、「1時間=60分」は答えられます。
でも、「1時間30分=90分」になると、分かりません。
60分は暗記しているだけなので、90分ー60分の計算が思いつかないのです。
これ、cmでも、dlでも、全てに当てはまる現象です(^^;
だから、「3dl5ml=8ml」って書きます。
数字は読めるけれど、量としての大きさが見えていないこと。
100という数字が、10が10個分だと、見えていないこと。
10進数の基本、となりの桁が10倍、10分の1だということが理解できていないこと。
1年生での算数セットなどで、量を体感する練習はしていると思いますが、ここがピピっとつながっていないと、2年生の単元は意味不明になるのです。
今まで、ママ友さんを含めて、2年生のお母さんたちのお悩みは多かったです(^^;
うちの子、時間の計算ができない!
デシリットルなんて、生活で使わないのに、何でやんなきゃいけないのよー!
何度定規を見せても、㎝が分かんないなんて!
これらは、恐らく、数字の量感覚、10進数に不慣れなことが、原因にあると思います。
単元としての練習も有効だとは思いますが、単元ごとに練習するよりも、10進数の理解を深めた方が、何にでも使えて楽かなーと思っています。
実際、学年が上がると10進数に慣れてくるので、いつの間にかできるようには、なってきます。
だから、すぐにできなくても困ることは無いのですが、本人が分からなくて難しくて、自信を無くしてイヤになるのは、避けたいところ。
もちろん、単位変換が上手な人もいます。
その人は、数のまとまりを扱うことが上手なので、どの単位になっても、変換ルールさえ確認すればスムーズでした。
でも、うちの次女さん含めて、「3dlは何mlやっけ?」「それと5mlを合わせたら?」と1つずつ見るように声をかけて、やっと「あ!」と気づくことが多い様子でした。
2年生の算数の肝は、単位変換。
変換が難しいのは、単位の勉強というよりも、10進数の理解不足が原因です。
数字を数えること、唱えることと、位が1つ上がることの意味を理解するのは、また別ものです。
お子さんが、単位変換を苦手そうにしていたら、ちょっと量感覚や10進数も気にしてみてくださいね☆彡
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